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「陳起」が一番

元朝体「志安」とともに、いま取りくんでいる宋朝体「陳起」について記しておきたい。
 「陳起」のベースにしているのは、『南宋羣賢小集』(陳宅書籍鋪、1208-64年)の刊本字様である。陳宅書籍鋪は宋代の浙江地方の刊本字様すなわち宋朝体を代表するものとみている。書体名は、いうまでもなく、陳宅書籍鋪の陳起から採った。


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●『南宋羣賢小集』(陳宅書籍鋪、1208-64年) 

南宋の都、臨安(現在の杭州)には多くの書坊が建ち並んでいた。宋朝の国力の衰えた時期にも、臨安の街ではまだ活発な商業活動が行われていた。そのなかでも、陳起の陳宅書籍鋪が刊行した書物は注目をあびた。
 陳起はとくに詩の選集を多数刊行したことで知られ、唐代から宋代にかけての著名な詩人はほとんど漏らしていない。また、陳起は才能に恵まれながらも無名だった民間の詩人たちと親交を結び、その作品が世に広まり伝わることに力を尽した。『南宋羣賢小集』の羣賢とは大勢の知識人のことだ。

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●『南宋羣賢小集』と「陳起」の比較
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by imadadesign | 2015-10-06 08:35 | 書体雑記帳[漢字書体] | Comments(0)